USDT無期限契約紹介

概説
無期限契約とは、デジタル資産の現物と先物を扱った、金融派生商品の進化型である。通常の先物取引とは異なり、満期日が存在せず、現物の受渡しなしに差金決済のみを行うため、より柔軟な投資が可能となる。

USDT無期限契約プロ版はインバース無期限契約に基づいて開発された契約であり、取引をもれなくUSDTを証拠金として預入れなければならない。損益の計算は全部USDTによって行う。

取引ルール：
無期限契約取引を正しく行うため、ユーザーは取引ルールを熟知しておく必要がある。以下は取引ルールにおける最重要事項である。

マーク価格：買値と売値の中間値（平均）によって算出する。損益の計算と強制ロスカットの執行を行う際には、このマーク価格を基準とする。買値と売値の中間値を利用することにより、相場の急激な変動時に不要な強制決済を回避することができ、ユーザーの取引の安全がはかられる。

必要証拠金：買いポジションまたは売りポジションを「建てる」ために最低限必要な証拠金の額。ポジションを「建てる」のに要する必要証拠金は、ユーザーに適用されるレバレッジの倍率に反比例する。つまり、レバレッジの倍率が高いほど、必要証拠金は少なくてすむ。
必要証拠金＝ 券面価格＊契約数量＊注文価格/レバレッジ

維持証拠金：ポジションを「維持する」ために最低限必要な証拠金の額。

ファンディングコスト：無期限契約においては、レバレッジ取引を可能にするため、約定金額をもとにファンディングコスト（資金調達コスト）を算定する。ファンディングコストは8時間ごとに徴収され、その時刻は8:00、16:00、24:00（HKT）の3回である。同時刻にポジションを保有している場合にのみ、ユーザーはファンディングコストを支払う必要があり、徴収前にポジションを決済した場合にはファンディングコストは発生しない。

券面価格：1契約の価値を指す。Deepcoinでは、1つのBTCUSDTの券面価格は0.001BTCと等しい。
契約注文数：注文を行うときの購入数量或は売却数量
契約成約数：注文した後、実際に約定された数量
ポジション数：清算されていない契約の数量

ポジションモード——統合と分割：

1.統合モード：同一取引ペアの同じ方向の複数のポジションを立てる際、一つのポジションに合併することができます。つまり、統合モードでは、取引ペアごとにロングとショートのポジション数はそれぞれ最大1つしかありません。同じ方向、同じ取引ペアの新たな統合ポジションを建てる際、新たな統合ポジションと現在お持ちの統合ポジションが一つに統合されます。つまり、幾度統合ポジションを建てても、ポジション画面にある同一取引ペア、同一方向の統合ポジションが最大一つだけに留まります。

2.分割モード：同一取引ペアの同じ方向または違う方向で複数のポジションが作れます。方向、取引ペアとレバレッジは同じにしても、新たな分割ポジションは独立のポジションとして存在し、もともとある分割ポジションに統合されません。分割モードのボジションはそれぞれ独立に存在しているので、ポジション管理の細分化が実現できます。

Deepcoinチーム